放射線室
放射線室では、撮影に関する知識と技術の向上を日々目指し、診断の支えになる質の高い画像を提供できるようにしています。
また、患者さまには迅速且つできる限り痛みの少ない検査が受けられるよう常に心掛けています。
室長の一言
病院の理念である“真心サービス”を放射線室でも取り組み、地域の皆様に親しみを持って頂ける診療放射線技師育成に力を入れています。
スタッフ
診療放射線技師 4名
クラーク 1名
機器の紹介
一般撮影
X線を使って胸部や腹部、全身の骨の状態、形状の撮影をします。
一般撮影の注意事項
撮影部位に金属部品、ボタン等のプラスチック類、衣類に厚めのプリントがある場合は検査着への着替え、湿布、カイロ、エレキバン等がある場合は外して頂くことがあります。
その他、写真に写りこんでしまうもの
・束ねた髪、整髪剤の付いた髪
・ヘアピン、ウィッグ、ピアス、ネックレスなどの装身具
・ファスナーなど衣服に縫い付けられているもの
・消化管検査後のバリウムの残存
CT
コンピューター断層撮影(CT:Computed Tomography)の略称です。
X線の発生するドーナツ型の装置の中をベッドが移動しながら、体の断面像を撮影します。
また、目的によって造影剤を使用することがあります。
CT撮影の注意事項
撮影部位に金属部品、カイロ、エレキバン等がある場合は検査着への着替えをお願いすることがあります。
その他、写真に写りこんでしまうもの
・一般撮影と同じ(頚部の撮影では入れ歯)
MRI
核磁気共鳴画像(MRI:Magnetic Resonance Imaging)の略称です。
強力な磁場のあるトンネル型の装置の中に入り、磁気と電波を使って体の断面像を撮影します。
放射線は使わない撮影になりますので被ばくはありません。
また、目的によって造影剤を使用することがあります。
MRI撮影の注意事項
検査部位に関わらず、金属部品の付いた衣類は外し、必要によっては検査着への着替えをお願いすることがあります。
・時計や補聴器、携帯電話、クレジットカード、定期券は壊れてしまいますので、検査室には持ち込まないで下さい。
・MRI装置にくっついて取れなくなってしまうことがあるので、身に着けている金属類は全て外します。特にピアス、ヘアピン、使い捨てカイロ、エレキバン、入れ歯に注意して下さい。
・火傷の危険があるので、金属を含んでいる化粧品(ラメ入りマスカラ、アイブロウ、アイシャドウ等)、カラーコンタクトレンズは外して頂きます。また、入れ墨は色落ちの可能性があります。
以下の方はMRI検査を受けることができません
・心臓ペースメーカー、人工内耳など体内に電子電機部品を装着されている方
・金属製の心臓人工弁を入れている方
・その他、体内に金属部品、弾丸や鉄片が入っている方
以下の方はMRI検査を受けられないことがあります
・人工関節などMRI対応金属(チタン製)が使われているか不明な方
・脳動脈瘤の手術により金属クリップを入れている方(MRI対応金属の場合、検査可能です)
・じっとしていることが困難な方
・閉所恐怖症の方
・妊娠中または妊娠の可能性がある方
X線TV
X線を使って体内を透視しながら状態の観察や撮影をします。
胃のバリウム検査など造影剤を使った検査や関節の脱臼、骨折の整復をします。
骨密度
2種類の異なるエネルギーのX線を手首(橈骨)に照射して骨の強さを測定します。
ポータブル撮影
一般撮影室への移動が困難な病棟患者さんの所まで移動して、病室で撮影をします。
外科用イメージ
X線を使って、モニターに透視の動画を映し出します。 整形外科の手術で主に使われます。