検査室

臨床検査技師6名で外来採血、血液検査、尿検査、心電図検査などを担当し、検査を通じて各部門と連携し地域医療に貢献できるよう尽力しております。

常に真心サービスが提供できるようスタッフ全員で努める
迅速・正確を心がけ医療水準、サービス向上に努める
スタッフ同士コミュニケーションを取りチーム医療に取り組む

外来患者さまへ

採血、採尿、心電図検査等がある場合、患者案内票(ファイル)をもって南館1階 14検査受付へお越しください。

外来の検査受付開始時間

午前の部8:30 午後の部14:30 となっています。検査内容によってはこの限りではありません。

採血

採血時の注意

  • 採血の日時や薬、食事等に関しては医師の指示に従ってください。
  • 過去に気分が悪くなったり、アルコール消毒等でかぶれたり痒くなったことがある方は前もってお知らせください。
  • 患者さまご自身で止血が難しい時や薬の影響などで血が止まりにくい場合は、止血バンドにて止血をします。必要な場合は職員までお声かけください。
  • 止血困難・皮下血腫(青あざ)
    • 採血後の圧迫止血が不十分な場合に起こります。腫れや青あざ、衣服が汚れることがあります。採血後はしっかりと押さえて下さい。
  • アレルギー反応・発赤
    • 消毒薬やテープなどでかゆみ、赤み、発疹ができることがあります。過去に症状があった方は事前にお伝えください。
  • しびれ・痛み
    • 手指にしびれや痛みがごくまれに生じることがあります。症状が強い場合や長く続く場合はお申し出てください。
  • めまい・気分不良
    • 心理的な緊張や不安が強いと神経が興奮してめまいや気分不良が起こることがあります。過去に症状があった方は事前にお伝えください。

一般検査(採尿、採便)

採尿時の注意

  • 医師の指示がない限り、初尿(出だしの尿)は採らず中間尿を採ってください。
  • 病院で採尿が困難な方はお申し出てください。ご自宅等で採尿できるよう紙コップ、専用容器をお渡しします。
  • 生理中の方はお知らせください。

採便(便潜血検査)時の注意

  • 容器付属の説明書を必ず読んでから採取してください。
  • 採便後は冷所(1~15℃)にて保管し、早めに提出してください(3日程度以内)。
  • 生理中の採便は控えてください。

血液検査・尿検査

迅速正確に結果を提供できるよう検査機器の保守点検、精度管理を行い、検査精度を保つため愛知県臨床検査技師会コントロールサーベイ、各メーカーサーベイに参加しております。

生化学検査

血液や尿で肝機能、腎機能や脂質、糖などの検査をします。当院では20以上の項目を測定し、診察前または後日診察時に結果を提供できるよう対応しております。

免疫検査

肝炎ウイルス、梅毒、腫瘍マーカー、甲状腺機能、COVID-19(新型コロナウイルス)定量などの検査をします。

血液一般検査

血液中の細胞成分(赤血球、白血球、血小板など)の検査をします。貧血や感染症、炎症、アレルギーなどの診断の補助に用います。

凝固検査

血液が固まるまでの時間(凝固)などを検査します。当院では6項目の凝固・線溶系の検査を行っています。

血液ガス検査

血液中に含まれる酸素や二酸化炭素、pHなどの検査をします。

輸血検査

出血や重度の貧血、手術などで輸血が必要な場合に行います。当院では血液型、不規則抗体スクリーニング検査、交差適合試験(クロスマッチ)を実施しております。

尿検査

尿中の蛋白や糖、潜血などを調べ、様々な病気やその兆候を知ることができます。

生理機能検査

心電図

心臓の状態を把握するための検査です。心筋梗塞、心肥大、不整脈などの診断に用いります。安静時心電図、負荷心電図(マスター)、ホルター心電図、自律神経検査(CVR-R)、CAVI(動脈硬化検査)を行っています。

  • 安静時心電図
    • 安静時の心電図を測定します。
  • マスター負荷心電図
    • 一定の運動を患者さまにしていただき運動前と運動後の心電図の変化を測定します。
  • ホルター心電図
    • 患者さまに小型の心電計を装着してもらい長時間(24時間)の心電図を測定します。安静時心電図だけではわからない日常生活での心臓の異常を見つける事ができます。
  • 自律神経検査(CVR-R)
    • 自律神経とは不随意な機能を制御する神経で、特に糖尿病の患者さまでは自律神経の障害が見られることがあります。心臓は規則正しく脈を打っています(心拍)が、健康な方でも心拍数の変動が見られます。心拍数の変動は自律神経の障害があると少なくなるため心電図検査を利用して測定します。
  • CAVI(動脈硬化検査)
    • 冠動脈が詰まることによる心臓や血管障害の早期発見に繋がる検査です。

眼底検査

眼底カメラを用いて目の奥の網膜や視神経の出入り口、血管の写真を撮る検査です。緑内障、白内障、糖尿病網膜症などの診断の補助となります。

肺機能検査

喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)など、呼吸器疾患の診断の補助となります。また全身麻酔による手術を行う前に十分な呼吸機能があるか確認するために検査をします。

尿素呼気試験

ヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)に感染しているかどうかを調べます。ピロリ菌の除菌薬内服後に数週間おいてから除菌ができたかを確認するために検査を行います。